CASE_02

1つのサイトを3つに再設計し、新設の投資サイトで反響を強化。

  • サイト再設計
  • ブランド分割
  • 投資サイト新設

賃貸も投資も、1つのサイトで同じように扱われていた。

地域密着で20年以上の実績を持つ不動産会社。賃貸の仲介・管理は安定していたが、数年前から新たに力を入れ始めた不動産投資・収益物件の領域がなかなか伸びずにいた。

原因は明確だった。賃貸を探す人と、投資用不動産を検討する人とでは、情報収集の仕方も、意思決定にかかる時間も、知りたい内容もまったく違う。にもかかわらず、1つのサイトの中に両方の情報を同居させ、同じ導線・同じ物件情報の見せ方で対応していた。

結果、投資に関心のある層にとっては「自分向けの情報がどこにあるか分からない」サイトになり、賃貸を探している人にとっては投資の情報がノイズになっているという、双方にとって中途半端な状態が続いていた。

1つのサイトに2つの目的を詰め込んだことが、どちらの成果も薄める原因になっていた。

「賃貸」と「投資」を、役割の違うサイトとして切り分ける。

はじめに、賃貸を探す人と投資を検討する人、それぞれの意思決定プロセスを整理した。賃貸は「今すぐ住みたい」という即時性が強く、投資は「数字の前提を自分なりに整理してから判断したい」という長期の検討プロセスを持つ、という構造の違いが見えてきた。

この違いを踏まえ、サイト全体を「共通サイト(入口)」「賃貸」「投資」の3つに再設計する方針を固めた。共通サイトは会社としての理念・実績を担い、来訪者を賃貸・投資それぞれの入口へ振り分ける役割に徹する構造とした。

特に力を入れたのは、これまで手薄だった投資領域を独立したブランド・サイトとして新設し、投資強化の主軸に据えるという意思決定だった。

投資サイトを新設し、思想から物件データベースまでを実装。

共通サイトに、賃貸・投資それぞれへの入口となる「ENTRANCE」導線を新設。訪問者が最初の画面で自分に合ったサイトへ迷わず進めるようにした。

新設した投資サイトでは、「不動産投資を数字だけで決めない」という思想を軸に、判断前に整理すべき問いや、利回りの見え方を分解して伝えるコンテンツを設計。加えて、物件ごとの想定利回り・支出・手取りを試算できる簡易シミュレーション機能や、オーナーの声を「悩み→きっかけ→変化」の構造で伝えるVOICEページも新設した。

賃貸サイト側は、既存の強みだった賃貸検索・お部屋探しの導線に集中させ、投資関連の情報を整理して切り離した。

実装期間:約6か月。3サイト構成への移行を段階的に進め、既存の賃貸業務を止めずに投資サイトを立ち上げた。

投資サイトが独立したことで、「検討している人」からの反響が増えた。

投資サイトの公開後、関心のある層からの問い合わせが増加した。共通サイトのENTRANCEで振り分けが行われるようになったことで、賃貸希望者と投資検討者が混在していた反響が明確に分かれ、それぞれに適した初期対応ができるようになった。

賃貸サイト側も、投資関連の情報が整理されたことで、本来の強みである賃貸検索・お部屋探しの導線に集中できる状態になった。

社長からは「投資という事業を、賃貸の片手間ではなく、独立した柱として見せられるようになった」という言葉があった。

  • 3 サイト

    共通・賃貸・投資に
    再設計

  • 新設

    投資サイト
    「西京イノベーター」

  • 新規

    投資シミュレーション
    機能を実装

次のステップとして、投資サイト経由の反響を継続的に計測し、コンテンツやシミュレーション機能の改善につなげていく段階に入っている。

次は、あなたの会社です。

業種は違っても、成長の構造は読み解けます。
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